デジタル書/デジタル書道とは

「デジタル書」あるいは「デジタル書道」とは、筆などで書いた文字を、スキャナーあるいはデジタルカメラでパソコンに読み込んでデジタル化した後、画像処理ソフトを使って、彩色したり、他の画像と合成したりして得られる、「書」の表現様式のひとつです。

当会においては、書道とデジタル技術の融合芸術を「デジタル書」あるいは「デジタル書道」と呼称しております。

近年は、ペンタブレット等を用いた100%デジタル技術を使用した文字作品を「デジタル書道」と呼ぶことが多いようですが、当会の趣旨とは異なります。

当会が活動を始めた20数年前と比べ、「デジタル書道」は一般的な名称として世間に広まっていますので、「デジタル書道」について皆様それぞれの解釈があって良いものと認識しております。

その上で、当会では従来の書道の手法や技術を否定しません。書道芸術の素晴らしさを生かしながらデジタル技術と融合させたアートとして、「デジタル書道」作品の制作を行っております。

「デジタル書/デジタル書道」の特徴として、下記のような点が挙げられます。

白と黒で表現される伝統的な「書」に比べ、より感覚的で、親しみやすく、現代の生活様式にもマッチしている。

「書」の持つアナログの表情が一般のCGとは一味違ったものになっている。

作品を量産することができる。

プリント技術の革新によって、表現媒体、サイズの多様化が可能になってきた。

以上のような特徴を持つ「デジタル書/デジタル書道」は、「書」の世界を大きく広げる可能性を持っていると言えます。

デジタル書道協会 1998年4月1日 記述より継承(一部、現在の状況を鑑み2024年に追記を行った)
※2012年以降、当会DSAでは「デジタル書」「デジタル書道」を併記、もしくはいずれかを使用するようになった。

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